食材の六味
薬膳では食材を食べた時の味覚によって、その味が体にどのように働くのかを分類しています。
食材の6つの味(六味)
六味とは「酸味(渋味)・苦味・甘味・淡味・辛味・鹹味」という6つの味を指しています。
この6つの味は食材そのものの味。食べてから現れる効果も含まれます。
伝統的には五味といいますが実際には6つに分類するので六味とします。
働き | 筋肉を引き締め汗の出過ぎを防ぐ、尿漏れなど出過ぎるものを防ぐ。 | |
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食材 | レモン、梅、山査子、五味子、銀杏や栗の渋皮、落花生の渋皮など | |
注意 | 汗を出したいとき、利尿して浮腫みを改善したいときは摂り過ぎないように。 |
働き | 余分な熱を冷まし、熱性の炎症を鎮める、体の湿気を乾燥させる、通便や利尿作用がある。 | |
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食材 | 苦瓜、緑茶、どくだみ、ルバーブ、笹の葉、蓮の実の芯など | |
注意 | 冷え性体質、胃が弱く下痢気味のときは摂り過ぎないように。 |
食材例:菜の花
働き | 気血不足の体の衰えを補う、疲れを取る、胃腸の緊張をゆるめ、痛みを和らげる。 | |
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食材 | 穀類、豆類、栗、南瓜、じゃが芋、蜂蜜、黒砂糖、棗、蓮の実など | |
注意 | 胃腸が張ってガスが溜まりやすいときは摂り過ぎないように。 |
食材例:豌豆(えんどう)、南瓜(かぼちゃ)、山芋(やまいも)
働き | 体力を保持しながら利尿する。 | |
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食材 | はと麦、トウモロコシの髭、湯葉など。 | |
注意 | 乾燥便秘、空咳があり口が渇くときは摂り過ぎないように。 |
働き | 血行を良くする。発汗を促す。 | |
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食材 | 葱、生姜、玉ねぎ、紫蘇、唐辛子、コショウ、ニンニクなど。 | |
注意 | 皮膚が乾燥気味、キレ痔など炎症をもっているときは摂り過ぎないように。 |
食材例:牛蒡(ごぼう)、たまねぎ
働き | 硬いしこりを柔らかくする。通便作用がある。 | |
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食材 | 昆布、わかめ、のり、ヒジキなど。 | |
注意 | 胃腸が冷えている、下痢気味のときは摂り過ぎないように。 |
働き | 滋養強壮作用がある。 | |
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食材 | 蠣、スッポン、ナマコ、イカ、アサリなど。 | |
注意 | 消化不良を起こしているときは摂りすぎないように。 |
食材例:あさり