診断する為には1つ以上チェックをつけて下さい。
気が全体的に不足している状態です。(エネルギー不足)
通常、激しいスポーツや重労働でエネルギ一をたくさん消費すると、一時的に気は不足しますが、栄養のある食事と充分な睡眠をとれば きちんと回復できるようになっています。
しかし、何らかの原因で気を回復できない状態が続いた時に「エネルギー不足」【気虚(ききょ)】という状態になります。
血が不足している状態です。
特に女性は毎月の生理で一定量の血がなくなり、妊娠・出産、授乳でも大量の血を消耗しますので、男性よりもこの状態に陥りやすいです。
現代女性のほとんどに【血虚(けっきょ)】の状態がみられるといっても 過言はありません。
血の流れが滞っている状態です。
「血」はサラサラで、体の隅々まで巡っている状態が理想的なのですが、何らかの原因でその粘度が高くなり、停滞してくると体の各組織に栄養分を届けることができなくなって各臓器のはたらきも弱まります。
この状態のことを【お血(おけつ)】と言います。
お血は万病のもととも言われています。
胃腸の機能が上手く働かず、水分(津液)の吸収と全身への循環に障害が起こり体内に水湿がうまれ、蓄積していくことで痰を形成した集合体、もしくはその状態のことを言います。
水分(津液)がよりネバネバしてきますので、糖尿病、動脈硬化性の高血圧、脳卒中などを発症する可能性が高くなります。
気が体内をうまく巡らずに、その流れが滞っている状態。
気は絶えず体内を一定のペースで巡り、流れがスムーズであることが理想的な状態です。
「めぐり」に問題があれば体に悪影響を及ぼし この状態を【気滞(きたい)】と言います。
気が巡ると「自律神経のバランス」が整いますが、 滞るとそのバランスが崩れます。
体内の水分が不足し、体に余分な熱がこもっている状態です。
中医学のルールである陰陽学では「陽」は機能を表し「陰」は実体を表すとされています。
「気」(みえるもの)→陽に属する
「血」「水(津液)」(みえないもの)→陰に属する
人体は「陰」と「陽」からなり、本来「陰」と「陽」は変化しながら両者間でバランスをとっているのですが、何らか原因で「陰」が不足し相対的に「陽」が過剰になっている状態を【陰虚(いんきょ)】と言います。