気滞(きたい)体質
【気滞】
気は絶えず体内を一定のペースで巡り、その流れがスムーズであることが理想的な状態です。
何らかの原因で気の巡りが悪くなる状態を【気滞(きたい)】と言います。
気が巡ると「自律神経のバランス」が整いますが、滞るとそのバランスが崩れます。
<症状> |
---|
・頭が張るように痛む ・喉が詰まった感じがする ・お腹が張る ・胸と脇あたりが苦しく、張っている ・ガス、げっぷ、ため息がでる etc |
<原因> |
---|
・ストレス ・心配事が続く ・運動不足 ・不安や悩み事を抱えている ・暴飲暴食 etc |
気は下から上にあがっていく性質のため、主に上半身(特に頭)にこもりがちになり、頭痛がおこりやすくなります。
特に女性の場合は、月経が関係して「月経前」「排卵期」は気が滞りやすくなる為、この時期にPMS(月経前症候群)や情緒が不安定になる人は「気滞」の状態になっていると思われます。
-精神的ストレスを抱えても、それを長く放っておかず、気の滞りを感じたらまめに流してあげることが大切です。
上手に発散させる自分なりの方法を見つけて、気の流れをコントロールしていきましょう。
薬膳ワンポイント
<食べ方>
ストレスを受けてイライラしている時、体は常に戦闘態勢。
戦いに備えて血糖値を上げようと暴飲暴食に走りがちです。
まず食事のはじめにスッキリした香りのものを摂りいれて気分をリフレッシュしてあげましょう。
<生活習慣の改善のアドバイス>
気が滞ってイライラしているときは好きなスポーツや軽いジョギングで汗を流して気分転換するのも良いでしょう。
逆にNo!が言えずに落ち込むときは自分へのご褒美として洋服を買ったり、緑の多い場所に出かけてのんびり過ごし自分を甘やかしてあげましょう。
<気滞を改善する食べ物>
セロリ、三つ葉、パセリなどのサッパリした香りもの。
柑橘類、お酢などの肝の働きを高めるもの。
浅利、シジミ、イカ、タコなど肝に滋養を与えるもの。