関西薬膳びと

国際中医薬膳管理師 黒川眞妃子

「未病」という言葉をご存知の方は多くいらっしゃると思います。

未病とは、病気では無いけれど、何となく「体がだるい」「疲れが取れない」「冷えを感じる」「胃腸の調子がすぐれない」など、体に何らかの不調を感じ、ほおっておくと病気に発展する可能性のある半健康、半病気の状態を指します。

日本ではこの「未病」という言葉は最近になって広まり、知られるようになってきましたが、今から約2千年前に書かれたとされている中医学古典の「黄帝内経」にはすでに「未治病」の記載があり、病気として現れる前に治すという養生思想は現代の日本で改めてその真価が高まっています。

健康な体から少しバランスが崩れた「未病」の状態を改善するには「人は食べ物で養われている」という原点に戻り、薬を飲む前にまず自分の食事を見直し、ちゃんと体質にあった食事を食べてバランスを整える(食養生)を実践しているのが「薬膳」なのです。

薬膳の特徴は三因制宜と言われるもので①因人制宜(人の体質) ②因時制宜(季節の変化) ③因地制宜(風土に合う食)の3つの事を大切にして食の選択をします。
その方法は中医学、薬膳学の知識をもとに組立てられます。

セミナーによっては薬膳軽食やスイーツがつきます

ここまでのお話でおわかりいただけたと思いますが、薬膳とは、ただ薬膳に使われている食材を使って料理するのではなく、中医学の理論に基づいて調理されていなければいけません。

それにはやはり専門的な知識が必要なのですが、日本ではまだまだ薬膳のすばらしさが定着し始めて間がなく、更に関西では薬膳を学ぶ環境が少ないのが現実です。

そこで、国際中医薬膳管理師である黒川眞妃子が、もっとたくさんの方に「薬膳」を知ってもらいたい、薬膳を学べる環境を関西に増やしたいと思い、立ち上げたのが「関西薬膳びと」です。

また、薬膳とは日々の生活に取り入れるものですから、専門的な難しいことばかりであっても続きませんよね。
もっと手軽に、今より少し工夫するだけでプラスになるものもたくさんあります。

まずは、薬膳を身近に感じていただけるように、一日料理教室や、食事会、薬膳の第一人者を講師に招いたセミナーなど、楽しいイベントを開催しています。

関西薬膳びとカード

関西薬膳びとのイベント等にご参加いただいた場合は、こちらのカードをお渡ししています。
次回イベント参加のお申し込みの際、こちらのカードに記載されている番号をご提示いただきましたら、特典が受けられます。
(特典内容は、個別のイベント情報に掲載しています)

黒川眞妃子

【今日のひとこと】

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