【第十一回 後編 ダイエット】 きっちりおだしでゆるゆるダイエット-おかず編-
薬膳ポイント:
ヘルシー食として世界から注目される『太りにくく健康的』な日本食は素材ばかりではなく、その秘密は『だしの威力』にあります。
【後編 だしで作る主食と汁物】
昆布のグルタミン酸と鰹節のイノシン酸を合わせると、旨味成分が5倍になり味に深みが出ます。
グルタミン酸は脂肪を溜めにくくするのでダイエットにピッタリ!
【だしの効能】
- ■昆布
- グルタミン酸:脂肪をためにくくする。
- アルギン酸:食物繊維で腸内でのコレステロールの吸収を抑える。
- アスパラギン酸:エネルギー代謝を活発にし、疲労回復や滋養強壮に有効
- フコダイン:ヌルヌル成分で免疫強化
- ■かつお節
- ヒスチジン:満腹中枢を刺激し、過食を防ぎ、交感神経を刺激し、脂肪の分解を促進
- アンセリン:体内酵素を活性化し、筋肉の働きを維持し、疲労の蓄積を防ぐ。
- ウロカニン酸:抗酸化作用で、肌を紫外線から予防する。肌の乾燥を防ぐ。
今回は前編・後編の二回に渡って一汁三菜をお送りします!
・前編 だしで作るおかず(主菜・副菜)
・後編 だしで作る主食と汁物
かやくご飯
材料(4人前)
- 生姜
- ごぼう
- 人参
- 油揚げ
- しらたき
- 二番だし 400cc
- うすくち醤油 大さじ2+1/2
- 米 3合
かやくご飯 作り方 調理時間30分
※だしを取る時間は除く
-
1.ごぼうは切れ目を入れて笹がき、人参は細切り、油揚げはみじん切りにします。
しらたきをさっとゆがいておきます。
- 2.材料を切り、だし・調味料と合わせて煮ます。
-
3.火が通ったら、具材をザルにあげ、煮汁でご飯を炊きます。
3合分を炊くのに足りない水分量はかつおだしで補います。
-
4.ご飯が炊きあがる3分ほど前に③の具材を入れて蒸らします。
最後に生姜の千切りを混ぜて出来上がり。
かぶと菊花のお吸い物
材料(4人前)
- 一番だし 800cc
- 小かぶ 3個
- 菊花 2つ
- 葛(くず) 大さじ1
- 水 大さじ2
- 醤油 大さじ1
- 塩 小さじ1/2
- 酒 大さじ1
かぶと菊花のお吸い物 作り方 調理時間15分
※だしを取る時間は除く
- 1.小かぶを薄めの半月切りにして、沸騰しただしに入れます。
- 2.菊花を湯通しします。湯の中に入れたらすぐ取り出して水につけておきます。
菊花はすぐしなっとなっていまうので、湯通しは素早く行います。
- 3.醤油、塩、酒を入れ、水で溶いた葛(くず)でとろみをつけたら、②の菊花を入れて出来上がり。